GWにケニアに行ってきました。
その際に御縁があって、ナイロビにある日本人の菊本さん親子が運営していて「マトマイニ」という名の孤児院で空手教室を行ってきました。
全員が集合してから始める予定でしたが、空手に興味がある子達にまずは個人指導を。
一人一人、僕の道衣を着てもらい正拳中段突きなどの基本を行いました。
小学校の時に毎日片道四時間以上歩いて通っていたりする子もいて、基礎体力はバッチリで覚えも早いです。
その後全員集合して、青空空手教室のスタートです。
お母さんのような女性が沢山見えます。
これはこのマトマイニが孤児院だけでなく、シングルマザーの職業支援も行っているからです。
支援も勿論大事ですが、しっかりと仕事をして自立してもらうのが彼女達の本当の為になる、という考えからです。
農業などもやっていますが、今のメインはフェルトを使った人形です。
こちらで飼っている山羊の毛を刈って、ゴミをとり、染めて、フェルトにして人形を作っています。
この人形が売れたら、その6割が作った方の収入になります。
とても素敵な人形なので僕も道場で飾る為にいくつか購入してきました。
さて空手教室ですが、先にやっていた子供達はもう様になっています。
お母さん達も最初は道衣の僕を得体の知れないモノを見るようでしたが(笑)、最後は見事な突きも蹴りも見せてくれました。
子供達は孤児として、不遇な環境にあると思いますが、生まれ育った地域に貢献したい、その為にしっかり勉強をがんばっています。
お母さん達も、一針一針気持ちを込めて人形を作っています。
そして、そんな皆さんを菊本さん親子は30年以上も支えています。
皆さん、今の環境に不安や不満はあると思います。
でも、弱音も吐かず情熱を持って頑張っています。
本当に来て良かったです。こういった機会を与えていただき皆さん、ありがとうございました。
また、一緒に空手をやりましょう!
※ 後列右から二人目の女性が菊本さんです。
息子さん(前列左から二人)と頑張って運営されています。
マトマイニとはスワヒリ語で「希望」という意味です。
よろしければHPをご覧になって下さい。
ちなみに僕が伺った事をブログに載せていただきました。